アリアンロッドRPG 2E 本編シナリオ「穿て 異界の門」各章あらすじのようなもの

 本編終了後に書いてるヴィヴィアンの行動や心情をまとめたあらすじのようなメモ。

 
第一章《香炉に灯された焱》にて─────

ルネスで自分を保護して世話をしてくれた老婆の遺言で、ヴィヴィアンは石版の謎を解く為にエリディル大陸東方は州都イエーレンへとやってきた。
そこで出会ったのは同じく石版の謎を解き明かそうと集まったエルダナーンの老人ムンディ、同じくエルダナーンの少年ティールマン、
そして石版の謎に関係するらしい「魔教」に恨みを持つドゥアンの青年シタデルだった。

4人は奇妙な縁を感じながらも目的を同じくする者同士、ギルド「ストーンズ」を結成した。
ストーンズの活躍により魔教の教宝「インセンスバーナー」を入手する事に成功し、教宝は神殿へと保管された。
しかし図書館長ジモラクとイエーレンの騎士団、領主スナーフと魔教徒との繋がりにはまだ謎も多い。
ストーンズの面々は上級神官ポーリスと信頼を深めて次なる調査へ向かっていった。

 

(教宝インセンスバーナーは用途によっては異世界への扉を開く鍵になるかもしれないとの情報について……)
シタデル「ヴィヴィアンは自分のもといた世界には帰りたくないのか?故郷の世界に家族とかは居ないのか?」
ヴィヴィアン「家族?うーん、覚えてないからなあ」
ヴィヴィアン「なんとなくだけど、あたし別に戻る必要はないんだよね」
ヴィヴィアン「たまに前の世界での自分を夢に見るんだけど、あっちのあたしはあっちのあたしで生きてる気がするから、別にあっちの世界からいなくなった訳じゃない気がするの」
ヴィヴィアン「全部想像だけどね」

 

 


第二章《ドールズ・ハウス》にて─────

上級神官ポーリスからの依頼を受け、錬金術師リモーノフの護衛にやってきたストーンズ一行。
そこで待っていたのはイエーレン騎士団のロブとカーム、怪しい執事ジルム、生気の感じられないリモーノフ、そして意志を持った不思議な人形の少女アンヌだった。

 

(アンヌの自室にて……)
ヴィヴィアンは何となく気になって少女の人形を見つめてみた。
「人形……か……」
時折夢にみる異世界の"自分ではない自分"の事がフラッシュバックする。
「人形……パペットマスター……からくり士……ナデシコ……」
少し寂しそうに、少女の人形に手を伸ばしてみる。
「この世界では、関係ないよね……」

 

(初対面のアンヌと打ち解けた?様子のヴィヴィアン……)
ヴィヴィアン「あたし、この子と友達になったから!」
ムンディ「わからん、全くもってわからん」
アンヌ「安心なさい、お人形とお友達になれる素敵な方なんてそうそういないわ」

 

その夜突然起きた殺人事件!犯人は?リモーノフの行方は?この屋敷の地下には一体何が隠されているのか?
一人飛び出したアンヌを追いかける形で屋敷の地下を捜査した探偵団ストーンズ
苦労の甲斐あって本物のリモーノフを救出する事ができた一行はアンヌをギルドの仲間に迎える事にした。

 

(リモーノフ救出後、屋敷の中庭のお茶会にて……)
ヴィヴィアン「全然関係ないけど、あたし今回アンヌに会ってからなんとなく前にいた世界の事思い出したかも~。前の前の世界の事だけどね」
シタデル「ほう~どうしてこの世界に飛んだかきっかけ見たいのも思い出せるか?」
ヴィヴィアン「さあ?それはわかんないな~。なんか神様が呼んだら違う世界に飛ばされてたとかそんなんじゃない?よくあることだよ~」
シタデル「何の脈略もなく突然飛ばされたら怖いな・・・俺だったら気が狂ってしまう・・・」
ヴィヴィアン「記憶がなければ狂いたくても狂えないんじゃない?あたしみたいに異世界来る度に記憶リセットされてる人だけじゃないかもしれないけどね~」
ティールマン「会ったことは無いけれど、異世界から転生してくる人も居るらしいし。そういう人はヴィヴィアンみたいに記憶がリセットされてないんじゃないかな」
アンヌ「・・・よくわからないけど、記憶喪失だったの?」
ヴィヴィアン「あたしもよくわかんないけどそうだったみたい」
アンヌ「大変・・・ね?」
ヴィヴィアン「そうでもないかな~?新しい事ばっかりで意外と新鮮で楽しいよ」
アンヌ「ふーん、前向きなのね。ヴィヴィアンらしいと思うわ」
ティールマン「ヴィヴィアンの神経が丸太ぐらい太いってだけだと思うな・・・」

 

アンヌと出会った事から「過去の異世界での自分」について記憶を取り戻したヴィヴィアン。
仲間達に詳しくは語らなかったが夢で見ている並行異世界の自分はヒューム(この世界でいうヒューリン)(ヴィヴィアンの世界ではヒューラン)の女性で名前はミズホ。
拳1つで闘うモンクとして冒険をしていたが仲間達と出会い、国から国へ旅を重ね、時には料理、時には彫金細工を作り、季節の催しにも進んで参加するようなお祭り好きだった。
ある時は戦士、ある時は竜騎士、またある時はからくり士といくつものジョブを転々としていった。
アトルガン皇国という大国でからくり士兼踊り子として傭兵稼業をしながら暮らしていた記憶までは取り戻したが、そこから先は靄がかかったように思い出せない。
夢でもそれまでの過去は出てくるがその先となるとまるで「その先はまだ経験していない」かのようにわからなくなってしまう。
とは言えそれを思い出そうとする事に固執するような性格ではないので、「知らないものは知らない」で割り切っている様子。

 

 


第三章《イージー・ミッション:オリン村編》にて─────

神殿の依頼で神官達の護衛任務についたストーンズ。魔教が絡んでいない簡単な任務と思いきや……?

(オリン村シャーマンの老人との会話にて……)
アンヌ「おじいさんは、魔教ってどういうものと考えてる?」
アンヌ「村長さんは必要なものっぽく言ってたわ」
老人「私からしてみれば、自然に宿る精霊を相手にしているのだからな・・・どちらもある特定の神を信仰する異教徒ということになる」
ムンディ「悪ではないと?」
老人「神殿の神も魔教の神も私からしてみればな・・・悪というか異なる神を崇める人々だ、ということになる。どちらにつこうとかは思わないのじゃ」
ヴィヴィアン「ま、そうかもね。あたしもこの世界からしてみればよそ者だし、どっちが善か悪かなんてのは判断つかないかも」

 

(縛り上げた追い剥ぎ達を尋問中の会話にて……)
ヴィヴィアン「ねえ!世の為人の為に真面目に働きたいんだって!どうする?」
ティールマン「きちんと裁きを受けるべきだ」
シタデル「うーん、更正の見込みがあるか分からんが、こう言うのは神殿に捕らえて裁きを受けるべきではないか」
ヴィヴィアン「……だってさ、残念でした~」
そして斧の追い剥ぎに投げつけた毛布を広げ、追い剥ぎの体を包んでやった。
ヴィヴィアン「ま、あんたの事は一応更正の余地ありって言っといたげるよ、聞いてくれるか知らないけどね」

森の中で待ち伏せていた追い剥ぎ達の処遇について、仲間達の意見を聞くとどうやら死刑が一般的らしい。
ヴィヴィアンの記憶しているヴァナ・ディールでは監獄に閉じ込めるなどの刑罰が主流で、死刑にするほどではないのでは?と思っていた様子。
異世界人ならではの倫理観のズレから捕まえた追い剥ぎ達を自分の判断で処分しようとしていたヴィヴィアンだったが
仲間達が傍にいてくれたおかげで、凶悪な犯罪者が世に放たれる事も、ヴィヴィアンによる無益な殺生も防がれた。
もっとも、ヴィヴィアンの手が血で汚れていないかどうかは、記憶がないヴィヴィアンにはわからないのだが。

 

 

 

 

以下追記▼