(固定用記事)このブログに出てくるキャラクター達
1stPC Mizuho
2009年7月ぐらいからBahmut鯖にて活動。
人と合わせて遊べなかったりソロでやってても長時間プレイできなかったりで計り知れないのんびりプレイヤーとしておよそ10年ほど継続プレイ。その後自身の環境の変化などによりプレイ時間確保&FF11自体の難易度緩和によりウェルカムバックキャンペーン等無料期間を利用して時々2~3回復帰。初プレイから15年ほど経ってようやくからくり士99&竜騎士99を達成。FFXI 23周年を記念したボナンザウェポン配布祭りを期にモチベが爆上がり。彫金スキルをメインに合成も上げていこうと考えてるとかいないとか。
2ndPC Eisya改めBantline
時期は忘れたけどFairy鯖にてリアフレと組んでしばらく活動。
しばらくしてリアフレと遊ばなくなったので*1Bahamut鯖に移転、名前をBantlineに変更して倉庫キャラに。Fairy鯖にて活動していた分動かしやすかったのでいつのまにか2ndキャラとして活動。猫+忍者+ピザでしっぽの生えたメタル忍者ごっこできるんじゃね?との思いつきから一人LS「Pizzacat」を作って調理スキル上げを決意。忍者99の他にイギラ装束のデザインに惚れこんで黒魔道士も99にした。竜とからくりはみずほが上げてるので同じくペットジョブとして召喚士にも手を出してるところ。
3rdPC Nareeemaさん
FFXI拡張データディスク「アトルガンの秘宝」にて突如現れたメインヒロイン級の病みカワNPC Nareemaさんに一目惚れしてすぐに「Bahamut鯖のNareeemaさんはもらった!」と倉庫キャラとして作成。当初はサポジョブなしの純青魔として縛りプレイにこだわっていたけど、Nareemaさん当人の言動を良く読むと「昔は自由な冒険者だった」的な発言をしていたのでサポジョブも解禁。とりあえずAFは着ておそろいになったけれど……
Vivienne Aensland
例によってプレイスタイルがあんまり人と合わなかったり長時間ログインできないうちにフェードアウトしていましたね。最近はDiscordを使ってアリアンロッドというシステムのTRPGで友人のシナリオの中で遊んでいます。
*1:おそらく私自身の当時の生活環境の問題
~ナリーマさんへの道~
先月一旦課金止めてリアルでの引越し先探し*1とか面倒な事落ち着いたらまたログインしようかな~~とか思ってたのに、またまた8/29~9/8までウェルカムバックキャンペーンがあったのでそうなったらもうインするしかないでしょ!だって無料だから!
前回はBantlineのアカウントだけ課金して集中的にやってたけど今回はキャンペーン中で全キャラ触れるので、まずはBantlineでの先月やり残してたエボカーリング回収。
それからMizuhoはまだメリポとか全然稼いでなかったのでメリポやジョブポ貯めついでにやりかけだった夢想阿修羅拳を習得。これはあっさり終わって、次はインパルスドライブ覚えたいのでトライアルランスもらって一旦終了。あといい加減Mizuhoの鞄の「いつか使うかもしれない」でずっと保管し続けてるアイテムが圧迫して何もできなくなってきてるのでそろそろなんとかしようと思い、昔少しだけ手を出して20くらいで止まってた彫金スキル上げを再開。鉱物や鉱石系をやたらと溜め込んでいたので炎クリでインゴットにしたり風クリで宝石にしたり、これも昔と比べれば全然苦労せずにスキル58で印可まで上げられた。

足りない素材を店頭でダース買いしたり合成キットもたくさん買ったりしたので出費も多かったけど今は合成スキルも上がりやすいのでそれほど苦でもないかもしれない。他キャラでも溜め込んでた「〇の印石」系鉱石がたくさんあったのでそれを風クリで削るだけでほぼ無料でスキル上げできたのが良かったかも。
そして今回は5月のキャンペーンである程度進めていたNareemaさんの育成を進めました。青のサポジョブは何がいいのかなと軽く調べてみると、忍、戦、シ、ナ、白、赤、学、踊、獣、とかなり自由度が高そうで余計に悩んでしまうま。とりあえず忍者と踊り子を50まで上げてどちらもサポ割れしない所までは上げてみた。そういえばブリリオート舞踏団のLaila団長もヒュム♀F2金髪だからNareemaさんとシナジーあるのよね。あとやるかわからんけど学者も取得するだけはしてみた。戦シ白赤はそれぞれ30で止まってるから星唄ミッション進めて取得経験値増えるようになったら育てようかなという感じ。
そこから青も60ぐらいまで上げた所でAFクエを進めていよいよ本家Nareemaさんとおそろいになる準備を……(ここからNareemaさんとNareeemaさんの記念撮影ラッシュ)










手と……頭と……
足と……胴と……

脚も……おそろい……
同じね……なにもかも……貴方と……あたしと……
……って、よく見たら籠手と脚絆のデザインちがーう!もしかしてと思ってたけどやっぱりAF1じゃなくてレリック装束?と思ったら レリックはレリックでデザイン違うし、エンピリアン装束は全然違うし、その手と足の装備はなんですか?ねえそれどこで買ったの?教えて?おそろいにしたいの!!!押入れから電撃の旅団のファッション本引っ張り出して探そうかな……

ナリーマさんへの道……まだ遠い……*2
限界突破は90まで解放済。「東方の秘術!」では「セイレーンの涙」を要求されたのですぐに取得しといた。あとはメリポ10貯めれば95まで解放できる。
サンドリアミッションは闇の王まで倒してミッション6-1の手順2まで完了済。
星唄ミッションは「波の向こうに」まで進行中。次はプロマシアミッションを進めてから。
追記
手と足はシパーヒ装束ってことがわかったんだけど、よくみたらこれ「装備可能ジョブ:戦ナ暗獣侍」でPCの青は着られないやつだった……そんな……
PCが着られる全Job Lv1~のシパーヒデザインの手足装備ください!!!!!!
あと星唄ミッション「迷えし聖獣」のVSセイレーン戦が意外と難しくて鬼門だった。FF11用語辞典には「ソロ+フェイスで挑む際の目安は最低でもLv80」って書いてあったので「85あればなんとかいけるかな」って挑んでみたら、制限時間15分以内に倒しきれなくて2、3回失敗しちゃった。攻略記事とか挑戦した人のブログ探して読んでみたけど人によって攻略の仕方違うしMizuhoやBantlineでは苦労した覚えがなかった*3ので今回はこれがちょっとした壁だった。
ここまでだらだらと書いてる日記(のようなもの)のメモ程度で誰かの参考になるかわからないけど一応私が攻略できたやり方書いておきます。
星唄ミッション「迷えし聖獣」VSセイレーン戦 青魔道士ソロ85+フェイス4人で攻略メモ。
選択フェイス→ヴァレンラール、ミュモル、ウカ、D・シャントット
色々フェイス入れ替えてたんだけど私はこの面子で成功しました。ポイントはシャントットIIではなくてドルチェ・シャントットにしたこと。シャントットIIだとエアロで回復させちゃうけど、ドルチェなら「氷水土属性」しか使わないので。あとWSの連携も厄介で、フェイスの連携で炸裂・分解・光連携されてしまうとこれも回復しちゃうのでなるべく連携しないWS即撃ちタイプにしてみた。ミュモルとウカなら自己回復できるし沈黙も関係ないので。
Nareeemaさんの青魔法は何やってたかと言うと、結構適当だったのであんまり覚えてない……
ヘッドバッド、メッタ打ち、ジェットストリーム、シックルスラッシュ、F.リップ、を適当に撃ってたかなあ。吶喊*4も覚えてたので一応使ってたかも。あとはサポ踊でボックスステップして溜まったフィニッシングムーブをR.フラリッシュでTPに変えてワルツで回復したり、余裕があればウェポンスキル撃ったりしてたかも。沈黙かかってない時にはブルーチェーンで連携狙ったり、試行錯誤してました。
正直これ参考にするぐらいなら先にレベル99に上げてからの方がらくちんだと思うしちゃんと青魔法ラーニングして揃えてればもっとスマートにクリアできると思います!
一ヶ月だけ復帰してた月報
前回Bantlineが買ってたモグボナンザの3等が当たってたのでオーラムコッファーだけもらうことにして一ヶ月だけ課金してた。課金したなら一ヶ月分プレイしないと勿体無いので一ヶ月だけ復帰~。
星唄ミッションは暗中模索まで、プロマシアミッションは神を名乗りてまで、ウィンダスミッションは聖者の招待まで進めた。


調理スキルを71までと、現行の調理レシピで必要そうなスキルも一緒に上げたり、忍者を99にしてWSの空とか瞬とか覚えたりもした。


黒も99にして競売でイギラ装束集めたんだけど、たぶんゴブリンの不思議箱か何かで以前から持ってた?っぽいスペイウエスキットがあったのでイギラ胴は未購入。*1あとイギラ足は競売に出品されてなかったので足だけ揃ってない。


あと召喚獣集めて、召喚士も74まで上げた。エボカーリング受け取りに日付跨ぎが必要だったので待ってる所で、モグガーデンの池と海と畑と木立の処理してる最中にちょうど課金期限の時間に当たって切断されたのでまだエボカーリングはもらってない。
レベル上げも合成も特になにも苦労するようなことはなかったけど、プロマシアミッションで必要なパラダモの丘登りだけは結構キレそうになった…。昔Mizuhoでもやったことあったけどすっかり忘れてたのでまず登山口までのルート見つけるのに苦労して、んで山登りルート理解するのにYoutubeに上がってる動画とか参考にして挑戦したけど何度も何度も途中で失敗して、なんでや~~~!!!ってなってたけど、落ちないように崖に向かってスティック入れっぱなしで走ってる状態にしてたのがよくなかったらしい。ゆっくり落ち着いて歩いた方が失敗しなかったのでもしもプロマシアミッション3-2「をかしき再会」に詰まって攻略方法検索してこの記事に辿り着いた人がいたとしたら*2気をつけてね!と伝えておきます。
ボナンザウェポンもらうついでにオススメプチ復帰してた話。
相変わらずツイッターの調子がよろしくないので備忘録的に書いておこうと思っても果たして記録媒体として信用できるのか怪しい雰囲気がぷんぷんするので久しぶりにはてブにでも書いておくかー、って開いてみたら前回書いたの6年前かよ6年前もおすすめ復帰の話かよコイツ定期的におすすめ復帰してんな。
ファイナルファンタジーXIは23周年を迎えました! (2025/05/16)
『FF11』が2025年5月16日でサービス開始23周年に! 記念番組“もぎたてヴァナ・ディール”が本日生放送&さまざまな施策もスタート | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
『FF11』23周年・藤戸洋司P/Dインタビュー。2025年はリンバスを完全リニューアルし、多人数でもソロでも遊べる場に | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
というわけで23周年のウェルカムバックキャンペーンやってるなあと思ってたらなんとノマドモグボナンザ一等景品の武器(と交換できるクーポン)が期間中ログインするだけで無料配布とかいう狂ったお祭り騒ぎになってたのでこいつぁ黙って見てる訳にはいかねぇや!と6年ぶりのウェルカムバック。
からくり99竜騎士99のMizuhoにはドラゴンファング、黒上げてイギラ装束着たい目標の2nd猫ことBantlineにはウィザードロッド、Nareemaさんなりきりの青魔サポなしNareeemaさんにはアイスブランドを交換。他倉庫キャラ3人はさすがに育てる気がないけどせっかくタダでもらえるのでクーポンだけ「だいじなもの」にして保管しておくことにしました。
「ボナンザウェポンだけ交換して終わるのもなんなのでせっかくだしまたキャンペーン期間だけプチ復帰してみよっかな~」となったので「前回何やってる途中だったっけなあ~」と鞄や金庫の中身を整理してみたり、エンドコンテンツ系に全然手を出してないどころかアドゥリンエリアもHP開通ぐらいしかやってないから何が何やら何にも理解してないけど、「ゴブリンの不思議箱のアドゥリンダイヤルからいくらでも出てくるこの石は一体何に使うんだろう」と思いながらももらえるものはとりあえず保管だけしておく主義なのでそのせいで無駄に金庫枠鞄枠埋めがち問題。
……を解消するべくアドゥリンのNPCに預けられることだけ調べて使い道のわからぬ謎の石をせっせとDivainy-Gamainyにトレードトレード。えっ、99個までしか預けられないの?つか結局これ何に使うの?って今この記事に貼り付ける為に用語辞典見てやっとわかった。あーー、これがオーグメントとかオグメって呼ばれてるやつ?えっ、全然エンドコンテンツじゃないって?知らん知らんあんたとうちのプレイの仕方は違うのでうちからしたらエンドコンテンツなんよこんなの。
他にもMizuhoでやれる事とか昔やりたかった事を思い出そうとすると彫金スキル上げたいな~とか、からくりか竜のメリポやジョプポ貯めるとかあるけどそれにしても鞄や金庫がいっぱいで整理するのめんどくさいなー。いったん他キャラの状況見てみっかー。ってことで今回のプチ復帰はMizuho以外の育成をすることに。
2nd猫のBantlineは元々大昔Fairy鯖でリア友と遊ぶ為に作ったキャラだったんだけど、なんやかんやで遊ばなくなってバハ鯖に移して名前も変更、とりあえず惰性で倉庫キャラにしてるうちに「猫だし忍者取って調理スキル上げてピザとか作れるようになったらしっぽの生えたミスラ忍者だよ~♪…ってなって楽しいかも」ととりあえず一人LS「Pizzacat」だけ作ってそのままにしてたので、今回はそっち方面でやってみることにした。*1
星唄ミッション進めてフェイス召喚数を増やして忍者ジョブを取得して、経験値ボーナスつけてフェイスと一緒に連戦しまくったらものの数時間*2でレベル50まで一気に到達。使ってないギルも総額800万ぐらいあったので競売で皇帝羽虫の髪飾りとかクジャクの護符とか贅沢品も買っちゃった!高額商品ぽこじゃか買えるの快感ですわ~~!!!*3
ついでに種族装備のスケジュールがちょうど探しやすいシャクラミの迷宮だったので遁術でインスニ使ってミスラの種族装備をあっさり収集。*4遁術とフェイスを駆使して限界突破クエも楽々突破。
た、楽しい~~。ちょっとだけプチ復帰のつもりだったけど一日6時間か10時間ぐらいぶっ続けで遊んじゃってる。*5睡眠時間削っちゃってめちゃくちゃ寝不足。夜勤のシフト前にいつもなら寝てる時間も遊んじゃって眠い眠い。仕事から帰ってさすがに寝ようかなと思うけど不思議箱のダイヤルだけ回しておこう~ってログインしたら眠気を忘れてまたぶっ続けでプレイしちゃってる。なにこれこわい。このゲームなんか体によくない違法な成分でも含まれてんじゃないの?*6
なんならPS2の現役時代よりも激しいハマり方してる説あるコアトル。あの頃はソロで遊ぶの辛くて苦行で何かミスって経験値ロストしたらやる気なくして不貞寝してたりしてたからなー。あの頃FF11せずに今になってから初めてやってれば無駄な時間過ぎなくて良かったのでは?とかちょっと思ったりもしちゃうけど今これだけ楽しく快適に遊べてるのはあの頃のFF11は辛くて苦行だったという思い出補正があるから余計に快適に感じられるってのもあるだろうしそう思えばあれはあれで無駄な時間ではなかったはず。たぶんきっとおそらくメイビー。
星唄ミッション進めるために所属国ミッションも進めて、限界突破クエのついでに魔晶石も集めて、忍者64ぐらいまで上げたので忍者AFも全部揃えた!……というあたりでさすがに寝ないとまずそうな感じになってきたのでWBキャンペーン終了時間まで2時間ぐらい残して就寝。
Bantlineの進捗→
限界突破「天かける雲のごとく」コンプリート
星唄ミッション「運命を奏でよ」オファー中*8
Nareeemaさんの進捗→
星唄ミッション「運命を奏でよ」オファー中*10
あと長らくNareemaさんなりきりの為にNareeemaさんはサポジョブなしの純青魔として育成するつもりだったけれど、星唄ミッション進めてたら「ギルガメッシュの紹介状」もらって簡単にサポジョブ取れるようになってたからやっぱりサポジョブ取得した。いや忍者上げてたら遁術インスニが楽すぎてNareeemaさんでもソロ活する時サポ忍にして遁術使いて~~ってなった。あとNareemaさんの台詞確認すると青魔導士になる前は「自由な冒険者」だったみたいだからサポぐらいは解放してて良いのかもって思って。
ボナンザウェポンもらうついでに一個20万ギルのノマドモグボナンザもMizuhoとBantlineとNareeemaさんでそれぞれ二口ずつ購入したのでこれで当選してたら引き換えの為にまた課金して復帰しちゃうかも。
なんかうっすらともうすぐサービス終了するのかな~ぐらいに考えてたけど、今回のお祭り騒ぎや藤戸さんのインタビューで今後もまだまだサービス継続していきそうだし、やっぱり久しぶりにログインしたら楽しすぎるし私のオンボロ低スペックノートPCでも全然快適に遊べるMMOなの貴重だから目指せ30周年、なんならその先も続けてネ実世代の老人ホームで爺さん婆さんがいつまでも遊べるMMOを目指してほしいなと思いました!おわり。
ぬるっとオススメ復帰してた話
なんか1月ぐらいで投稿止まってるけどTRPGのセッションは毎月続いてるし、自キャラ過去歴小説もあーしてこーしてって妄想は進んではいるんだけど、自分で考えたフォーマットに苦しめられて書けなくなったり、小説内で面白おかしくアイドルグループいじりをしつつ自キャラ話進めようとしてたら現実世界で面白くもおかしくもないいたたまれないアイドルグループ事件が起きたりでなんだよも~ってなってたので筆が進まなくなってたのだけどそれはいったん置いといて。
先月のFINAL FANTASY XI ウェルカムバックキャンペーンに軽い気持ちでログインしてみたら、あれよあれよと言う間に気が付いたら課金して6月は普通に復帰してしまったよお前さん。
今までもウェルカムバックでたまに覗いてみることはあったのだけど、「復帰してもそんなプレイ時間さけないし」「(PS2勢だったから)1からPCでマクロ組むのだるいし」とかめんどくさくて乗り気になれなくて。でも今回は気持ちの問題含め時間的余裕ができてきたのと、17周年アニバーサリーイベントとしてあのアイドルグループSHINING BLESSの触手会もあってついついのめりこんでしまいましたとさ。
30レベル以下のジョブでイベント参加するとものの5分か10分あればレベル1から30まで上がっちゃう触手会だったので、Mizuhoだけじゃなくて昔Fairy鯖から移籍させた買い物用倉庫猫も、Nareemaさんが好きすぎていつでもNareemaさんを見ていたいから青AF着るまでやりたいなと軽率な気持ちで作ったまま放置されてたヒュム♀F2金のNareeemaさんも、取得してたジョブは全部レベル1から30まで上げてしまいました。

触手会並んでたら同じ顔の人がたくさん集まってきて怖かった。



Beforeの記録メモしとくの忘れたけどMizuhoは確かからくり42ぐらいで止まってたし風水士も魔導剣士も取ってなかったけどこの機会にアドゥリンにも進出して30まで一気に上げちゃった。
ログインボーナスのデイリーポイントがこれ以外の倉庫3キャラ(無駄)にも一人13000ポイント近く溜まってたから、録画したテレビ番組を消化しながらゴブリンの箱の前でボタン連打して雑貨1の矢弾系にして全部店売りしてたら一人80万G近くになったので、大体合計で400万~500万G近くになってなんだかすごいことになってきちゃったぞって金銭感覚おかしくなってオートマトンのアタッチメント買い漁ったり昔憧れて手が届かなかった装備が安くなってたからついつい買ってたらすぐなくなった。
アタッチメント8割~9割揃ったから大満足。
他にも今ならエミネンスポイント交換装備売るだけで簡単に小銭稼ぎできていい時代になったもんだ。



フェイスも集めて一人からくり4体操作(一体違う)したり過去エリアの異界の口とサバイバルガイドとホームポイント調べてテレポできるエリアも開通させまくったしエミネンスしながら専心効果でレベル上げてたらあっさり50越えて昔着たかったクロウシリーズ装備も着られてどんどんモチベーションアップ!まさかエミネンス交換品でクロウシリーズ揃っちゃうとはな~。うっかり競売で「やっすい!」とか買って損しちゃったぜ……。安くねーよ。
大体このあたりでウェルカムバックキャンペーンの期間終わってたんだけど、追加ディスクのディスカウントキャンペーンも同時開催してたのでせっかくだからとついついポチッたらたまたまポイント溜まってて無料で買えちゃったので「え~、無料でいいんですか~?いや悪いよ~」って気持ちでついつい普通にCrystaで課金。全力で釣られてやったわ。


からくり60越えてアラケルアクトン着てみたり、竜でスコハネ着てみたり。スコハネがあっさり手に届く時代。








何度も動画で見たからくりAFクエを自分で体験して楽しい~ってなって嬉しかったので竜AFクエもやってみたらラストめっちゃ感動的でSS連写しまくってた。エルパラシオンのフェイス追加ないの~?あとナリーマさんも。

10年くらい前にネ実で引退宣言してた人にもらったダークメザラク、やっと装備できました。ありがたく使わせてもらってます。からくり用にってもらったダークサインティも使わせてもらいました。レベル帯過ぎちゃったけど記念に大事に取っておきます。



ハルブーンのトロールマトンとNadeshiko(うちの子)とメネジンアヴゼンで戦ってるの子供の喧嘩みたいでかわいかった。

75限界突破も初めてだったのでめっちゃビビりながらわざわざ競売でオポオポネックレスを3万で買って(ミッション進めてないからまだ取ってない)、昏睡薬1ダースを6万、イカロスウィング9千、占めて10万G近く払って準備してShamarhaan師匠に挑戦!
したんだけど、フェイス連れてったらWS撃つまでもなく速攻でValkeng沈むし、「あ、あれっ?」って思ってせっかく金払って貯めたTPもったいないから師匠に空鳴拳ぶちこんだら一発でクリアしちゃって、なんか、すみませんでした……。オポオポネックレスまだ売れるかな……。からくりAFの素材代にすればよかったよよよ。

75限界突破があんまりにも簡単だったので、ついでに竜騎士でもMaatの限界突破クエに挑戦。エミネンスのウィークリーミッションも消化できるし。当然フェイスと一緒で5vs1なので数の暴力でじじいフルボッコ。すまん。なんかいろいろすまん。
という感じでリアル世界よりも充実したヴァナ生活を認可されていたみずほさんでした。ところでアパートの上の階で夜中に喧嘩してたり近隣で大騒ぎしてるアレなやつ見つけると嬉々としておまわりさん呼んじゃう性格なので昨夜も広域シャウトで999ドルで5万ギルとか叫んでたアホがいたので律儀にGMコールしておいた。堂々としすぎだろ。
アリアンロッドRPG 2E 本編シナリオ「穿て 異界の門」各章あらすじのようなもの
本編終了後に書いてるヴィヴィアンの行動や心情をまとめたあらすじのようなメモ。
第一章《香炉に灯された焱》にて─────
ルネスで自分を保護して世話をしてくれた老婆の遺言で、ヴィヴィアンは石版の謎を解く為にエリディル大陸東方は州都イエーレンへとやってきた。
そこで出会ったのは同じく石版の謎を解き明かそうと集まったエルダナーンの老人ムンディ、同じくエルダナーンの少年ティールマン、
そして石版の謎に関係するらしい「魔教」に恨みを持つドゥアンの青年シタデルだった。
4人は奇妙な縁を感じながらも目的を同じくする者同士、ギルド「ストーンズ」を結成した。
ストーンズの活躍により魔教の教宝「インセンスバーナー」を入手する事に成功し、教宝は神殿へと保管された。
しかし図書館長ジモラクとイエーレンの騎士団、領主スナーフと魔教徒との繋がりにはまだ謎も多い。
ストーンズの面々は上級神官ポーリスと信頼を深めて次なる調査へ向かっていった。
(教宝インセンスバーナーは用途によっては異世界への扉を開く鍵になるかもしれないとの情報について……)
シタデル「ヴィヴィアンは自分のもといた世界には帰りたくないのか?故郷の世界に家族とかは居ないのか?」
ヴィヴィアン「家族?うーん、覚えてないからなあ」
ヴィヴィアン「なんとなくだけど、あたし別に戻る必要はないんだよね」
ヴィヴィアン「たまに前の世界での自分を夢に見るんだけど、あっちのあたしはあっちのあたしで生きてる気がするから、別にあっちの世界からいなくなった訳じゃない気がするの」
ヴィヴィアン「全部想像だけどね」
第二章《ドールズ・ハウス》にて─────
上級神官ポーリスからの依頼を受け、錬金術師リモーノフの護衛にやってきたストーンズ一行。
そこで待っていたのはイエーレン騎士団のロブとカーム、怪しい執事ジルム、生気の感じられないリモーノフ、そして意志を持った不思議な人形の少女アンヌだった。
(アンヌの自室にて……)
ヴィヴィアンは何となく気になって少女の人形を見つめてみた。
「人形……か……」
時折夢にみる異世界の"自分ではない自分"の事がフラッシュバックする。
「人形……パペットマスター……からくり士……ナデシコ……」
少し寂しそうに、少女の人形に手を伸ばしてみる。
「この世界では、関係ないよね……」
(初対面のアンヌと打ち解けた?様子のヴィヴィアン……)
ヴィヴィアン「あたし、この子と友達になったから!」
ムンディ「わからん、全くもってわからん」
アンヌ「安心なさい、お人形とお友達になれる素敵な方なんてそうそういないわ」
その夜突然起きた殺人事件!犯人は?リモーノフの行方は?この屋敷の地下には一体何が隠されているのか?
一人飛び出したアンヌを追いかける形で屋敷の地下を捜査した探偵団ストーンズ。
苦労の甲斐あって本物のリモーノフを救出する事ができた一行はアンヌをギルドの仲間に迎える事にした。
(リモーノフ救出後、屋敷の中庭のお茶会にて……)
ヴィヴィアン「全然関係ないけど、あたし今回アンヌに会ってからなんとなく前にいた世界の事思い出したかも~。前の前の世界の事だけどね」
シタデル「ほう~どうしてこの世界に飛んだかきっかけ見たいのも思い出せるか?」
ヴィヴィアン「さあ?それはわかんないな~。なんか神様が呼んだら違う世界に飛ばされてたとかそんなんじゃない?よくあることだよ~」
シタデル「何の脈略もなく突然飛ばされたら怖いな・・・俺だったら気が狂ってしまう・・・」
ヴィヴィアン「記憶がなければ狂いたくても狂えないんじゃない?あたしみたいに異世界来る度に記憶リセットされてる人だけじゃないかもしれないけどね~」
ティールマン「会ったことは無いけれど、異世界から転生してくる人も居るらしいし。そういう人はヴィヴィアンみたいに記憶がリセットされてないんじゃないかな」
アンヌ「・・・よくわからないけど、記憶喪失だったの?」
ヴィヴィアン「あたしもよくわかんないけどそうだったみたい」
アンヌ「大変・・・ね?」
ヴィヴィアン「そうでもないかな~?新しい事ばっかりで意外と新鮮で楽しいよ」
アンヌ「ふーん、前向きなのね。ヴィヴィアンらしいと思うわ」
ティールマン「ヴィヴィアンの神経が丸太ぐらい太いってだけだと思うな・・・」
アンヌと出会った事から「過去の異世界での自分」について記憶を取り戻したヴィヴィアン。
仲間達に詳しくは語らなかったが夢で見ている並行異世界の自分はヒューム(この世界でいうヒューリン)(ヴィヴィアンの世界ではヒューラン)の女性で名前はミズホ。
拳1つで闘うモンクとして冒険をしていたが仲間達と出会い、国から国へ旅を重ね、時には料理、時には彫金細工を作り、季節の催しにも進んで参加するようなお祭り好きだった。
ある時は戦士、ある時は竜騎士、またある時はからくり士といくつものジョブを転々としていった。
アトルガン皇国という大国でからくり士兼踊り子として傭兵稼業をしながら暮らしていた記憶までは取り戻したが、そこから先は靄がかかったように思い出せない。
夢でもそれまでの過去は出てくるがその先となるとまるで「その先はまだ経験していない」かのようにわからなくなってしまう。
とは言えそれを思い出そうとする事に固執するような性格ではないので、「知らないものは知らない」で割り切っている様子。
第三章《イージー・ミッション:オリン村編》にて─────
神殿の依頼で神官達の護衛任務についたストーンズ。魔教が絡んでいない簡単な任務と思いきや……?
(オリン村シャーマンの老人との会話にて……)
アンヌ「おじいさんは、魔教ってどういうものと考えてる?」
アンヌ「村長さんは必要なものっぽく言ってたわ」
老人「私からしてみれば、自然に宿る精霊を相手にしているのだからな・・・どちらもある特定の神を信仰する異教徒ということになる」
ムンディ「悪ではないと?」
老人「神殿の神も魔教の神も私からしてみればな・・・悪というか異なる神を崇める人々だ、ということになる。どちらにつこうとかは思わないのじゃ」
ヴィヴィアン「ま、そうかもね。あたしもこの世界からしてみればよそ者だし、どっちが善か悪かなんてのは判断つかないかも」
(縛り上げた追い剥ぎ達を尋問中の会話にて……)
ヴィヴィアン「ねえ!世の為人の為に真面目に働きたいんだって!どうする?」
ティールマン「きちんと裁きを受けるべきだ」
シタデル「うーん、更正の見込みがあるか分からんが、こう言うのは神殿に捕らえて裁きを受けるべきではないか」
ヴィヴィアン「……だってさ、残念でした~」
そして斧の追い剥ぎに投げつけた毛布を広げ、追い剥ぎの体を包んでやった。
ヴィヴィアン「ま、あんたの事は一応更正の余地ありって言っといたげるよ、聞いてくれるか知らないけどね」
森の中で待ち伏せていた追い剥ぎ達の処遇について、仲間達の意見を聞くとどうやら死刑が一般的らしい。
ヴィヴィアンの記憶しているヴァナ・ディールでは監獄に閉じ込めるなどの刑罰が主流で、死刑にするほどではないのでは?と思っていた様子。
異世界人ならではの倫理観のズレから捕まえた追い剥ぎ達を自分の判断で処分しようとしていたヴィヴィアンだったが
仲間達が傍にいてくれたおかげで、凶悪な犯罪者が世に放たれる事も、ヴィヴィアンによる無益な殺生も防がれた。
もっとも、ヴィヴィアンの手が血で汚れていないかどうかは、記憶がないヴィヴィアンにはわからないのだが。
以下追記▼
ルネス編④「オーディション前夜」
▲のつづき▼
ムーンスター芸団劇場で団長代理のジョセフと明日のオーディションの約束を取り付けた3人は、近くの露天でいくつか食べ物を買い込み「風光明媚」に戻ってきた。時刻はまだ昼過ぎで、エルばあさんから夕方までに帰ってきてくれれば助かると言われていたので予定より大分早く帰ってきたことになる。
「ただいま~」
「ただいま帰りました~」
「おや、もう帰ってきたのかい?あらサビーネちゃんも一緒かい。お客さんも出かけてるしみんなでお昼でも食べようかね?」
「そうしようと思ってお昼ごはんを買ってきたんです。エルばあさんも一緒に食べましょう」
4人は昨夜のように食堂のテーブルに集まり、買ってきた串焼きやソーセージ、団子やサンドイッチを並べて食事をしながら、ヴィヴィアンが神殿で冒険者登録をしてきた事や、マリーとヴィヴィアンがムーンスター芸団でオーディションを受ける流れになった事などを報告した。
「そうかいそうかい、冒険者として働くことにしたのかい。まあ私はここにいてくれれば助かるし遠慮するこたないと思ってるが、私の体の事もあるし、いつまで置いてあげられるかわからないからねぇ。自分で働き口を見つけられるならそりゃ何よりだ。若いんだから何でもやってみるといいよ」
エルばあさんはそう言いながら3人にお茶を入れてくれてた。
食事を終えた3人は公演で汗をかいたサビーネと共に一緒に温泉に入る事にした。まだ着替えの服や入浴用の肌着*1を買っていなかったヴィヴィアンは、この時やっとこの世界での自分の衣服を自分の金*2で買うことができた。サビーネに借りた服は洗って返した方がいいかと聞いたが「どっちでもいいですよ。どうせ他に着るものないんだから、そのまま持ってても」と言われたので甘える事にした。
3人が入浴用の肌着に着替えて浴場へ入ろうとすると、ちょうど温泉からフィルボルが二人出ていく所だった。エルばあさんはさっき「お客さんは出かけた」と言っていたので、宿泊客以外の入浴客だろう。フィルボルはヒューリンの子供のようにも見えるし男性か女性か見分けるのが難しかったが、一人は3人と同じ女性用脱衣場へ入ってきて、もう一人は隣の男性用脱衣場の戸を開いていたのでそれでわかった。
「あ、ここ混浴だったんだ」
ヴィヴィアンはこの時初めて気付いて、自分が昨日全裸でここに現れたという話を思い出して今さらながら恥ずかしくなった。ヴィヴィアンが何を気にしているのかすぐに察した二人は「この3人しかいなかったから大丈夫ですよ」と笑ってフォローした。
湯船に入る前にシャワーで汗や汚れを流すのが入浴マナーだ。ルネスでは温泉の妖精と契約しているおかげでシャワーからもお湯が出る。いつでもお湯の出るシャワーというだけでも他の街では珍しく、温泉以外でもこういった部分が観光客を驚かせて人気に繋がっているらしい。
「ふぅ~、極楽極楽……」
人肌より少し温かい40度ほどの湯船に肩まで浸かると、サビーネはいつもの癖でついこの言葉が出てしまう。「極楽」という概念はこのアリアンロッドの世界では宗教的にも一般的にも浸透していないはずだが、誰に教わったのかサビーネはいつのまにか「温泉に浸かるとついつい出てしまう言葉」として覚えてしまっていた。
「うーん、極楽~」
マリーも釣られて言ってしまい、
「は~。気持ちいい~」
ヴィヴィアンも温泉を満喫していた。
「……って!のんびりしてる場合じゃないですよ!」
突然湯船で立ち上がって声を荒げるマリーにヴィヴィアンとサビーネはきょとんとしている。
「どうするんですかオーディションって!あんなにハードル上げちゃって!ヴィヴィアンはともかく、私何も特技なんかないですよ!サーカスだって初めて見たし、アイドルのコンサートと2.5次元ミュージカルぐらいしか見た事ないんですから!」
「え~?大丈夫じゃない?マリーのお話面白いから、何か面白い話書いてみれば?あたしがそれ演奏したり歌ったりしてみるよ~」
ヴィヴィアンの返事はあまりにも能天気だったが、サビーネはマリーの言葉にあった違和感に気がついた。
「コンサートというと、社交界で?ひょっとしてマリーはどこかの国の貴族だったりするのですか?」
「え、ええっ?いや、貴族だなんて、全然違います、私はただの旅のサムライで……」
「それにニイテン、ゴジゲン?ミュージカル?というのは一体?」
「えっ?サビーネさん、ダンサーなのにミュージカルを知らないの?」
「えっ?ダンサーが知らないのはおかしいものなんですか?」
「えっ?なになに?なんのはなし?」
ヴィヴィアンはそもそも何の話か理解する気もなかったのだが、質問されるとつい必要以上に教えてしまいたくなるのがオタクの性。*3マリーは自分の知っている限りのミュージカルについての知識を総動員して二人に説明した。
「……お芝居を、歌と踊りで表現するのですか。お芝居の途中で突然歌いだしたらお客さんは混乱しないのですか?それに舞台役者は歌手ではないし、踊り子や歌手の仕事がなくなってしまうのでは?聞けば聞くほど無理があるように思えるのですが」
「人気があるおとぎ話を舞台で演じるのはこの世界でもやってるんじゃない?なんで2次元3次元なんて変な分け方をするの?どうしてその間を取ると2.5次元なの?5はどこから出てきたの??」
「いやヴィヴィアンそれは小数点という物で、まず0.1が十個集まると1.0になるんです」
話が脱線してのぼせそうになってしまったので続きはヴィヴィアン達の部屋で話す事にした。
「ふむ、役者と踊り子と歌手の役割が兼業される話はなんとなくわかりました。つまりダンサーがバードを兼任する事で歌と踊りを両方兼ね備えるスーパースターになるようなものですね」
「みかんの房を10個に分けるとそれぞれが0.1で、1つにまとめるとみかんひとつって事だよね、わかったにゃー!」
「ヴィヴィアン、その話はもういいですから」
算数が理解できたヴィヴィアンは、二人が話しているミュージカルの話をみかんを食べながら黙って聞くことにした。マリーは一瞬(猫に柑橘類を食べさせちゃいけないんじゃなかったっけ?)と不安になったが、ここは異世界だしヴィヴィアン本人が気にせず食べているのできっと大丈夫なのだろうと思った。
「……という訳で、アーシアンの世界ではミュージカルやコンサートやライブといった舞台娯楽からスターが生まれる事もある"らしい"のです」
「なるほど、異世界の娯楽文化、侮れませんね……それにしてもマリー、本当にアーシアンについて詳しいですね。ひょっとしてあなた……」
「あ、えっとー……」
そろそろ誤魔化すのも無理が出てきたし、この辺で自分もアーシアンだと告白してしまおうかな、とマリーが覚悟を決めようとした時、
「アーシアンの街に行った事があるんですね?」
間違ってはいないのだが核心をついてこない微妙な指摘をされてしまい、否定する訳にもいかずヴィヴィアンに続いてサビーネにもアーシアンであると言い出しにくくなってしまったマリーだった。
(ケモミミっ子はみんな天然なのかしら?)
「ねぇねぇ、あのさあ、そしたらこういうのはどう?」
マリーがアーシアンだという事実には触れられないまま、ヴィヴィアンが話を軌道修正してきた。
「マリーが知ってる異世界のお話を元にして、台本を書くの。それを元にあたしが音楽を演奏したり、歌ったり、サビーネが踊ったりするのよ、あ、勿論マリーも役者として舞台に立ってね」
「二人のオーディションなのにわたしも踊るんですか?」
「え?私がお話を作って、え?役者に??」
「うん、まあ明日までだから短くていいんだけど、なるべく登場人物が少なくてジョセフさんが驚くような珍しい話をさ。サビーネはあれだけ話を大きくしたんだから、当然協力してくれるでしょ?」
「ま、まあ協力するのは構いませんけど、いいのかなあ?わたしがオーディションに参加しちゃうのはずるくないですか?」
「そこはほら、ジョセフさんが見て判断するでしょ。あたし達が見せるのはミュージカルっていう文化そのものと、マリーのお話を作る能力、ってことだよ」
「いや、えーっと、私が話を作ってる訳じゃなくて、歴代少年漫画や時代劇がですね……いやそれより役者なんて私学芸会以来一度もやったことなんてないですし、無理ですよ!」
「いいからやるだけやってみようよ~。別にオーディション落ちたからって死ぬ訳じゃないんだし、ダメなら他の仕事探してみればいいじゃん?それにミュージカルっていうの面白そうだし、マリーの作る話ならきっと上手くいくよ」
マリーは随分気楽に行ってくれるものだなと思ったが(そう言われて見れば確かにそうか、何しろここは異世界なんだ、日本での失敗を恐れて挫折して夢を諦めるような考え方をする必要はないし、異世界転生した主人公は大体何やっても上手く行くようにできてるんだもの、やってみるか!)と考えて気持ちが前向きになってきた。
「うーん、まあいいでしょう。とは言え時間はありませんよ。どんなお話を作るのか今のうちに簡単に説明しておいてください、わたしはどんな踊りをすればいいか考えておかないといけませんから」
「えーっと、そうですね、急に言われても……何がいいのかな」
一番好きな「魔王鬼丸」の出てくるあの作品は、3人でわかりやすく短い時間で演じるのは難しそうだ。鉄板なのは新撰組や赤穂浪士だが役者が多すぎる。水戸黄門や暴れん坊将軍、桃太郎侍なんかは王道の勧善懲悪で万人ウケするだろうがインパクトは薄い。何か異世界人にも受けて、なおかつカルチャーギャップを感じつつ、王道のストーリーより少し捻った珍しい話、少ない人数でもできる作品と言うと……
「あ、あのシーンなら、3人いればできるかも!」
「なになに?聞かせて聞かせて」
「どんな話なんですか?」
マリーが二人に話したのは日本のある有名少年漫画、それもマリーの好きな悪役と悪女が出てきて主人公がそれを成敗するシーンだ。この話を選んだのには理由があって、やはり異世界に転生したと言えど他人の作品を二次創作して自分が作った事にするのは躊躇いがあった。同人作家の端くれとして二次創作をオリジナルと言い張るのはモラルに反する。そしてそんな事はありえないだろうが、万が一この作品でお金を稼げてしまった場合、出版社や作者本人から訴えられてしまっては元も子もない。オーディションに受からなければ脚本が採用されるかどうかもミュージカルがヒットしてお金を稼げるかどうかもわからないのだが。そしてまさか異世界にまで日本の出版社や作者が訴えに来る事なんてあり得ないだろうが、この作品なら確か作者本人が何かの罪で書類送検されていたはず。つまり訴えようにも「作者本人の方が後ろめたくて訴えを起こせないだろう」と読んでの事だった。
──元日本人の同人作家三澄麻里33歳独身。転生したのは異世界のドゥアンのセラトス*4。日本語ならその種族は「鬼」と呼ばれていた──
マリーの説明を聞いた二人は呆気に取られていた。
「えっ、その女性、死んじゃうんですか?好きな人に殺されて?」
「マリーの話し方だとまるで悪役の方がかっこよく聞こえるけど、いいの?間違ってない?」
「いいんですそれで!元々これは悪役をかっこよく描くためのシーンですからね!」*5
「た、確かに珍しいしインパクトのあるお話ですが、こんなお話、受け入れてもらえるんでしょうか」
「大丈夫!古来より悲恋物は人気があるんです!悪役との報われない恋も間違いなく女性の心を惹き付けます!このヒロインの役はサビーネさんにお願いします!」
「ええっ?わたし、殺されちゃうんですか??」
「そこはなるべくギリギリまでリハーサルして怪我しないように練習しましょう!台詞も少ないですし、あなたの人気なら女性客が失神するかもしれません!」
「オーディションだからお客さんはいないんですけど……」
「きょ、う、りょ、く!してくれるんですよね!!」
「は、はい……!(マリー、どうしたんでしょう、人が変わってしまったようです)」
「ねぇねぇそしたらあたしは何すればいいの?シーンに合わせて歌詞書いてくれたら曲作ろうか?」
ヴィヴィアンも一緒に協力しようと思って提案すると、キッ!とマリーに睨まれた。
「なに言ってるんですか!ヴィヴィアン!あなたは主人公です!歌は歌ってもらいますが作曲してる時間なんかありませんよ!まず台詞を覚えないと!あなたは不殺を誓った伝説のサムライなんです!今から刀の扱いに慣れておいてください!」
マリーはサムライのスキル「スピリット・オブ・サムライ」で自分の愛刀「正宗」を出現させヴィヴィアンに持たせた。*6
「え、刀って、真剣なの??ま、待ってあたし、刀なんて使った事……あ、あるかも?しれないけど、お芝居で真剣振り回すのなんて危なくて無理だよ!」
「当日は摸造刀か芸団にある小道具の剣を借りましょう!」
「待ってください、確かに芸団にも小道具の剣はありますが、一晩で付け焼刃のサムライの演技を叩き込むよりも、主人公の役柄の方をヴィヴィアンに寄せてみたらどうでしょうか?」
豹変してしまったマリーを宥めるようにサビーネが提案した。なにしろ自分も舞台に出る事に決まってしまったのだ、うっかりヴィヴィアンの振り回す刀で怪我をしたくはない。
「む……そう言われて見ればそうですね。今からヴィヴィアンを抜刀斎に仕上げるよりもキャラクターの方をアレンジするか……ふむ、面白い、それならパクり元がわかりにくくなって一石二鳥かもしれない……いいでしょう、その手でいきます!ヴィヴィアン、あなたの得意な武器は?」
「得意武器?うーん、たぶん弓とか、素手で殴ったり、あー、ナイフも使った事あるかもしれない。なんとなくしか覚えてないけど」
「なるほど、ナイフなら、刀よりも扱いやすいですね……よし、それじゃあヴィヴィアンの役柄は伝説の人斬りジャック・ザ・リッパーにしましょう!」
「伝説の人斬り?」
「ジャック・ザ・リッパー?」
ヴィヴィアンとサビーネはもう全くついていけない、マリーの独壇場だ。
「あなたは過去に政府の密命により大量殺人を犯していたアサシンですが、時代が変わり人の命を守る事に目覚め、二度と殺人はしないと心に誓った正義のアサシンです!このシーンでは敵の親玉との一騎打ちを演じてもらいます。重要なのはあなたは『今の自分の行いが正義だと信じている』ということですから、悪役の行動を否定しなければなりません、ここを良く覚えておけば多少台詞を間違えてもアドリブでなんとかなるはずです!」
「は、はい。がんばります!」
「それで、マリー、あなたはどうするんですか?あと残っている役は……」
「勿論!この役は!私がやります!」
さっきまで「役者なんて一度もやったことない」とか「無理ですよ!」って言ってたのに、この人はどうしてしまったんだろう。とヴァーナの二人は思っていたが火を点けてしまったのは自分たちの方である事も自覚していたのでそれ以上何も言えなかった。
そういえばヴィヴィアンは昨日の昼に温泉に現れてから夜まで眠り続けていたのでまだそれほど眠くなっていなかったが、昨夜はマリーと眠らずに今日の朝までずっとおしゃべりをしていた事を思い出した。マリーは眠くないのだろうか?
実はマリーはとっくに徹夜の壁を越えておかしなテンションになっていたのだが、その事に気付くのはオーディションが終わった後のことだった。
この後マリーは脚本を仕上げるため、キャラクター達をこの世界にもっと馴染み深い種族にしようとエルばあさんに話を聞きに行った。ヴィヴィアンとマリーもそれにつき合わされ、脚本の大まかなプロットが出来上がるとマリーはこれから執筆作業に入るというので、夕方からの宿の仕事はヴィヴィアンとサビーネが手伝う事になった。
幸いと言っていいのか、いつも通り「風光明媚」は静かな営業で、マナーのいい静かな客が何組か来ただけだったので忙しくもなく、夕食後の後片付けを済ませるとサビーネはマリーに自分の役について詳しく確認し、一度自分の寮へと帰る事にした。明日はオーディションの前に自分の公演もあるのだ。オーディションの時間は明日の芸団の興行が終わってからになるのでおそらく夜、ちょうど今頃の時間になるだろうとの事。
サビーネは自分の公演が終わったらリハーサルを合わせに呼びに来るから、それまで話を仕上げたら宿できちんと休んでおいてほしいと伝えて寮へと帰った。
ヴィヴィアンも温泉の掃除と宿の掃除を済ませると、マリーに自分の役柄についていくつか質問して、あとは作業の邪魔をしないように宿の脱衣場を使ってナイフを使ったイメージで自分なりにステップや振り付けを考えて稽古をしていた。
エルばあさんもその様子を微笑ましく眺めながら、温泉宿「風光明媚」の夜は平和に過ぎていった。
アリアンロッドRPG 2E 「穿て 異界の門」外伝
異世界人ヴィヴィアンの旅路
ルネス編④「オーディション前夜」
▼つづく
ルネス編③「煌く焔の踊り子」
▲のつづき▼
神殿で調べた仕事の依頼リストから「ムーンスター芸団」の名前を見かけたヴィヴィアンとマリーは、サビーネの所属する劇場を訪ねてみることにした。時間的には昼食前の頃合いだったが、ムーンスター芸団劇場のある大テント周辺は客引きと観光客で賑わっていた。
「ルネスに来たならよっといで!ムーンスター芸団だよ!」
「曲芸踊り子猛獣使いに奇人変人なんでもござれ!驚きすぎて死なないように気をつけて!」
「ルネス名物、ルネスエッグはいらんかね~この街でしか買えないよ~1つ食べれば寿命が延びる貴重な卵だよ~」
「ケバブ串焼きソーセージ、エールとミルクとジェラートもあるよ~」
「来てみればわかるかと思ったけど、この中からサビーネを見つけるの大変だね」
「踊り子さんとは言ってましたが、演者さんもたくさんいるし演目も色々あるんですね」
片や元いた異世界の記憶がないヴィヴィアン、片や漫画やゲームなどのオタク文化ばかりが中心で本物のサーカスという物に触れてこなかったマリーにとって、異世界で初めて触れる刺激の強い娯楽施設だった。
活気に気圧されてどのテントに行けばいいのかわからないまま立ち尽くしていると、呼び込みらしきネヴァーフの男に声をかけられた。
「お嬢さん達、ルネスは初めてかい?今ならうちの花形ダンサーサビーネのベリーダンスが見られるよ!男は勿論、女の子にも人気のショーなんだ、どうだい?今から見るなら安くしとくよ?」
「えっ?サビーネ?ちょうど今踊ってるんだ?良かった!せっかくだから見ていこうよ!」
「丁度良かった、私達サビーネさんに会いに来たんです。二人分、入れてもらえますか?」
「なんでぇ、サビーネの知り合いか。それじゃあ本当に安く入れてやらなきゃ怒られちまうな、今ならまだ始まったばかりだから、あっちの入り口から入りな」
口ぶりからするとおそらく観光客相手に入場料をボったくる手口だったのだろうが、サビーネの知り合いだとわかると苦笑しながらぶっきらぼうな口調になった。こっちがこの人の素なんだろうなと二人は思った。
案内された入り口で入場料を払って天幕をくぐると、大きな円形劇場の中心では三人の露出度の高い衣装を着た女性ダンサーがスポットライトを浴びて妖艶に激しく踊っている。すり鉢形の底の舞台を囲むように階段状の客席が広がり、踊り子達をより近くで見ようと男達が舞台の近くの席でひしめきあっていた。観客席中段には興奮した男性客との揉め事を避ける為に女性客専用エリアが設けられていて、ヴィヴィアン達が入ってきた上段エリアには遅れて入ってきた客や揉め事を起こした客を摘み出す役割の男達が控えていた。
舞台上にはサビーネの他に二人のダンサーの姿と、スポットライトが当たらない位置には太鼓奏者、弦楽器奏者、管楽器奏者がそれぞれ演奏を奏でていた。
「どうせならもっと近くで見ようよ。ほらあそこの女性客エリア、まだ座れそうだよ」
ヴィヴィアンは目ざとく空いている席を見つけると、人混みをかき分けて進みだした。
「あっ、ヴィヴィアン、置いていかないでっ、すいませ~ん、と、通りま~す」
ヴィヴィアンより大柄なマリーは何度か人とぶつかりながら女性客エリアに辿り着いた。
客席で動く姿があると舞台からは意外とよく見えるもので、サビーネは今入ってきたばかりの二人組の客が女性客エリアに辿り着くのを視界の端で捉えていた。
(あの二人……あっ、マリーとヴィヴィアン?わたしの舞台を見にきてくれたんですね)
すぐに二人に気付いたサビーネは振り付けの流れで女性客エリアの方へアピールし、二人に向けて投げキッスを送った。
するとヴィヴィアン達よりも周囲の女性客から「キャ~!サビーネ様~!!」と黄色い声援が上がり、女性客同士で「今の投げキッスは私にくれたのよ」「絶対アタシ!」「もう一回!もう一回!」と盛り上がってしまったのでヴィヴィアンとマリーはサビーネが自分達に気付いたのではなく女性客へのファンサービスなのだと受け取っていた。
「サビーネさん、すごい人気ですね」
「さすが花形ダンサーだね。一緒に踊ってるお姉さん達も綺麗だけど、キラキラが段違いだ」
ヴィヴィアンの体に刻まれた「踊り子」としての記憶と「吟遊詩人」としての記憶がこの舞台を通して呼び起こされていた。
およそ30分後、三人の女性ダンサーによるショーが終わると拍手と共に前の席でひしめきあっていた男達が一斉に移動しだした。円形の舞台では次の出し物の為にセットを組みなおし、先ほどまでいた演奏者達と次の演奏者が交代したりしていた。
「サビーネの出番これで終わりかな?今なら会えるんじゃない?」
「そうですね、次の演目に切り替わるみたいです。テントの外に行ってみましょうか」
二人も外に出る客の流れに乗って一緒にテントを出ていくと、先に外に出ていた男性客と数名の女性客が何やら列を成してテントの裏側の方へと並んでいた。ヴィヴィアン達もサビーネが出てくるなら裏側かと思い列についていくと、これはダンサーの出待ちの列である事がわかった。
「サビーネ!今夜は俺と飲みに行ってくれよ!」
「レイチェル~!今日も綺麗だったよ~!」
「サビーネ様~!これ受け取ってください~」
「サビーネちゃん、輝いてたよ~!」
「カトリーヌ!俺だ!結婚してくれ~!」
出待ちのファン達は思い思いの言葉を叫びアピールして、出てきた踊り子達は笑顔を返したり手を振ったり握手して交流していた。しかしサビーネだけは先ほどのショーで見せた顔とは別人のように笑顔を見せず、淡々とファンの相手をして言葉少なに「また来てください」「はい、どうも」と返しているだけだったので、ヴィヴィアンとマリーは親切で愛想のいいあのサビーネと同一人物かどうか不安になってしまった。
「あれ、サビーネだよね?疲れちゃったのかな?」
「どうしたんでしょう?私達来ちゃいけなかったんですかね」
不安そうに列に並んでいると、サビーネが二人の所までやってきた。
「向こうに寮があるから、あっちで」
それだけ伝えるとサビーネは他のダンサーと共にテントをぐるっと回ってファン達を撒きつつ「寮」に歩いていった。
何か怒らせてしまったのかと思いながら、言われた通り二人は大テントの裏手の方にいくつかある生活感のある小テント小屋の方へとやってきた。
「寮」との言葉通り、こちらは主に舞台裏となっているようで、様々な芸人、猛獣と調教師、小道具や大道具が置かれていて「お客様はご遠慮ください」と注意されてしまいそうなエリアになっていた。
案の定二人の姿を見たヒューリンの芸人に「ここはお客さんの来るところじゃないよ」と注意されてしまったが、「サビーネにここに来るように言われたんですが」と伝えると、「へえ、サビーネが?珍しい事もあるんだね、ちょっと待ってなよ」と二人を待たせてサビーネを呼びに行ってくれた。
「お待たせしました。わたしのテントへどうぞ」
二人を迎えにきたサビーネはやはり無表情で最低限の言葉しか発しなかったが、特に怒っているような様子ではなかったので案内されるまま彼女のテントに入っていった。するとテントへ入った途端サビーネの態度が急変し、
「二人とも、わたしの踊りを見に来てくれたんですか?ありがとう!」
と、昨日と同じような笑顔と優しい話し方をしてくれたので二人もやっと安心して話をする事ができた。
「よ、良かった~。なんか邪魔しちゃったのかと思ってびくびくしちゃった」
「私達、ご迷惑かけてしまいましたか?大丈夫でしたか?」
「……? あ、ああ!そうか、ごめんなさい、驚かせちゃいましたね」
サビーネは自分の態度の変化が二人を困惑させていたことにここで初めて気が付いた。
「わたし、ステージ上ではお客さんに笑顔を振りまくのを忘れないようにしてるんですけど、踊ってない時はどうも緊張しちゃって表情作れないし喋り方も無愛想だってよく言われるんです」*1
そのギャップも含め彼女のファンには好評だったりするのだがそれについてはサビーネ本人は気付いていない。
「エルばあさんの温泉宿ではリラックスできるので、あそこで会ったあなた達にはこうして打ち解けられるようになったんですが、未だに他人の目がある場所だとどうも緊張してしまって……ごめんなさい」
「なーんだ」
「そうだったんですか」
「ところで今日は二人ともどうしてここに?本当にわたしの踊りを見に来てくれただけですか?エルばあさんは?」
二人はエルばあさんから長めの休憩時間をもらった事と、ヴィヴィアンが神殿で冒険者登録してきたこと、二人ともエルばあさんの温泉宿以外でも仕事を見つけて少しでも宿代を払えるようにしたいのでこの町での仕事の依頼を見ていたらサビーネのいるこの芸団の募集を見たので来てみたことを説明した。
「確かにエルばあさんの宿、あ、風光明媚って言うんですね、わたしも名前知りませんでした。あそこは人手不足になるほどお客さん来ませんからね。わたしも穴場で落ち着くから気に入ってるぐらいですし。ということはヴィヴィアンの事をマリーにお任せしてしまったわたしにも責任がありますね」
「いや、責任という程のことでは……元はと言えばあたしが突然温泉に降ってきちゃったのが原因なんだし」
「エルばあさんからは何も言われてないので、私達が自主的に働こうと思っただけなんです」
「いえ、お二人の考えはわかりました、わたしにも協力させてください。二人ともこの芸団の募集を見てきたんですよね?何か自信のある特技や一芸があるってことですか?」
「自信のある、とまでは言えないかもだけど、たぶんあたし歌とか踊りとか、楽器の演奏なら少しはできるかも。サビーネほど上手にはできないかもしれないけど……」
「私は、強いて言うなら絵を描くのが得意なんですが……こちらでお役に立てる事はないかもしれないです。あ、力仕事なら大丈夫かも!」
「あ、マリーはお話が上手だよ。異世界のサムライの話とかたくさん知っててとっても面白く話してくれるの。弾き語り風にして人に話すとうけるんじゃないかなあ?」
「ふむふむ、なるほど……」
サビーネは二人の特技の説明を聞き、少し考えるとこう言った。
「では二人ともこれからわたしと団長代理に挨拶に行きましょう。うちのオーナーのミラルナさんは今出張中で、団長も別の街に出張しているので、団長代理のジョセフさんがオーディション担当なんです。今日のところはまだ忙しいので時間が作れませんが、明日にはオーディションの時間を作れるはずですから、ここで仕事するかどうかはその時に合否をもらうという事でどうでしょうか?」
「オーディションかあ」
ヴィヴィアンはなんだかわくわくしていて、
「お、オーディション、緊張しますね」
マリーは団長代理に挨拶をする前から固くなっていた。
「大丈夫ですよ。確かにこのムーンスター芸団は素人が簡単に立てる舞台ではないですが、二人からは何か面白い才能を感じます。わたしの踊り子としての直感が囁いています」
3人は露天が集まって観光客と客引きでごった返す大テントの正面へと戻ってきた。
花形スターのサビーネがお客さんに見つかると騒ぎになるのではないかと思ったが、多少声をかけられたり握手を求められる事はあっても心配するほどの大騒ぎにはならなかった。
「ジョセフさん」
サビーネは人混みの中から先ほどヴィヴィアン達に声をかけてきた客引きのネヴァーフを見つけて声をかけた。
「あ、さっきのおじさん」
「この方が団長代理の?」
「お、なんでぇサビーネとさっきの姉ちゃん達か。なんだよこの姉ちゃん達からはボったくってねぇぞ」
ジョセフは他の客に聞かれないように悪態を付くと人混みから少し離れた場所に移動し煙草に火を付けた。
「どうしたんだよ、今日は温泉巡りしねーのかい?」
「ええ、この後行くつもりです。ジョセフさん、明日この二人のオーディションをしてください」
このジョセフの前でも緊張しているのかサビーネは無表情で必要最低限の伝達事項を唐突に切り出した。
「あぁ?オーディション?またお前は突然何を……ああ、そうかい、その姉ちゃん達は芸人だったのか。ダンサーかい?ジャグラーかい?ピエロ?テイマーか?それともコメディエンヌか?」
「えーっと、芸人というわけでは……」
「あの、アルバイトをさせていただけたら……」
ヴィヴィアンとマリーは遠慮がちに口を挟んだ。自分達の食い扶持の問題なのだから自分達で話をしなくては。
「んん?芸人じゃねえのか?じゃあ一体何のオーディションをやれっていうんだ?」
ヴィヴィアンとマリーは今の自分達の生活の状況を説明し、サビーネに会いに来たらオーディションを受けるように薦められたとジョセフに話した。
「……ほぉ~。サビーネが薦めたのか」
サビーネは黙って頷いた。
「……面白ぇじゃねえか。なあ姉ちゃん達、よそもんのあんた達は良く知らねーだろうが、このサビーネはムーンスター芸団きっての花形ダンサーなんだ。はっきり言ってそこらの新米冒険者のダンサーとは格が違う。そんなサビーネが推薦するなんてことは、よっぽど面白い見世物をやってくれるって事だと期待しても、いいんだよな?」
ジョセフは煙草の煙をふかしながらニヤリと笑みを浮かべてヴィヴィアンとマリーを舐めるように睨み付けた。
「え、えぇ~~……?」
「ハードル上がりすぎてるんですけど……」
なんだか話が大きくなってしまった事に尻込みしているヴィヴィアンとマリーを無視して、サビーネは力強く頷いた。
「大丈夫、わたしが保証します」
とんでもない期待をかけられたままオーディションの約束を取り付けたヴィヴィアン達は演目を終えたサビーネと共に、エルばあさんの様子を見に行く事も兼ねて温泉宿「風光明媚」の温泉に入りに行くことにした。
アリアンロッドRPG 2E 「穿て 異界の門」外伝
異世界人ヴィヴィアンの旅路
ルネス編③「煌く焔の踊り子」
▼つづく
*1:西方ガイドのキャラ紹介の性格と整合性を保ちたかった
ルネス編②「もう一人の異世界人」
▲のつづき▼
日本という国のとある都市、央海大学が突如として消えてしまってから1年、その騒ぎは未だ醒めやらなかったが、央海大学卒業生である三澄麻里の生活には、初めのうちこそ驚きはあれどそれほど大きな影響は現れなかった。
大学在学中にデバッカーのアルバイトをしていたゲーム会社にそのまま就職し、グラフィックデザインの仕事を任されるようになっていた麻里にとって、母校が突然なくなった事のデメリットは学校の図書館という「資料室」が使えないという事ぐらい。
その日も朝8時まで残業をし、ようやく仕事を終えた麻里は久々の連休を満喫する為、帰宅前にコンビニへ寄り道して弁当、サンドイッチ、お菓子、栄養ドリンク等を大量に購入した。
仕事が終わってようやく休める……訳ではなく、麻里にはこれから趣味の同人誌作りの追い込み作業が待っていた。麻里が子供の頃に熱中していた少年漫画、その作品の主人公のライバルである角を生やした魔王*1に心底惚れこみ、個人サイトやSNSを巡回を続けているうちにどうやら自分がいる沼は既にマイナージャンルである事に気が付いた。
供給がないのなら自ら需要になればいいのだと覚醒した麻里はそれから休みがあればイラストを描き続け、いつしかその創作意欲は同人誌を作り出すレベルにまで昇華した。「週末……週末までに描き上げないと……!眠ってる暇なんかないんだから……!」
頭痛薬とコーヒーと栄養ドリンクを独自に配合した特製ドリンクを流し込み、鬼気迫る勢いで原稿に向かっていた麻里はラストスパートを迎えていた。
──人生のラストスパートを。
最初に異変に気付いたのは麻里と共に音声チャットで同人作業をしていた近所に住む友人だった。
麻里の作業音もなければ声をかけても返事がないので、寝落ちしてしまったのかと思い、「寝落ちしてたらどんな事をしてでも起こしてくれ」との「遺言」通り、彼女の家を訪ねて合鍵を使ってドアを開けた。
部屋に入って机で「落ちて」いた麻里の様子に気付いてから救急車を手配したのだが、時既に時間切れ。*2過労と睡眠不足と栄養バランスの悪化、そして短期間に大量のカフェインを過剰に摂取した麻里は、そのまま机に倒れて死んでいた。
享年33歳。彼女の遺作となった同人誌はその友人が責任を持って引き取ったという────
エリディル大陸西方、とある山奥の森林地帯、突如一夜にして出現した巨大な建造物を隠すように外壁に囲まれた都市。
都市の名は「大学都市オーカー」と名付けられた。初めのうちこそ「異世界から現れた建物」として警戒され、"聖都"ディアスロンドに認められた後も一般人の混乱を避けるために都市の外に情報を漏らさないよう気をつけられていたが、今ではその規律を厳格に守る人も半分程になり、異世界人アーシアンの情報は良くも悪くも大学都市の外に知れ渡るようになった。
オーカーの敷地外の森林で目を覚ました麻里は、体の違和感と共に周囲の状況を把握できずにいた。
「え、森……?どこここ……?え、あれって……?なくなったんじゃ……?」
央海大学改め大学都市オーカーを見つけた麻里は、自分は夢を見ているのかと半信半疑のまま自分の「母校」へ吸い込まれるように歩いていった。
それからの流れは驚く程スムーズだった。
門番に「この都市へ来た目的」「名前」を尋ねられ、「卒業生の三澄麻里です」と名乗った途端、何やら慌しく連絡をしたかと思うと、大学の中へと案内された。
案内された教室で待っていた数名の生徒に質問され、答えていくうちに麻里は自分がこの世界に転生してドゥアンという種族になっていた事を知った。
一人の生徒によれば「現代日本で央海大学と縁のあった人物が何らかの形で死亡したり事故に遭うと、転生後にここに呼ばれるのでは」との事だった。
オーカーでは突然の異世界に戸惑う地球人や元地球人の為にカウンセリングも実施されていたが、学校側の心配をよそに意外にも「新世界」「二度目の人生」「アニメやラノベの世界」と楽しむ人物も多かった。
麻里はと言えば、自分がドゥアンという角の生えた大柄な種族に転生していた事に気付いてからは一気に気持ちが前向きになり、「異世界で魔王鬼丸を見つけてお嫁さんに……!」と欲望全開でこの世界を楽しむ事にした。
しかし例え以前の自分より遥かに大柄で強そうな異世界の種族に転生したとしても中身は三澄麻里33歳独身。
中学高校と剣道部の経験はあれど、基本は少年漫画が好きで平和ボケした日本人の女オタクにいきなり「冒険者」というのもハードルが高すぎるもの。
そこで麻里は大学側で用意された冒険者育成チュートリアルシステムを活用し、最低限一人でも冒険者として生活できるように知識と実技を覚えた。
そして武者修行という名の自称「魔王の花嫁修業」を開始した麻里は、おっかなびっくり大学都市オーカーから南下して温泉街ルネスへ辿り着いたのだった。
「……で、新撰組ってギルドは幕末の京都で壬生狼って恐れられてる人斬りサムライ集団で、ギルドの中でも厳しい掟がたくさんあって、掟破りは切腹しなきゃいけないんです」
ミブロ……ミブとは町の名前を意味し、ロとはアーシアン語で「オオカミ」の別名、つまりミブ町の狼族ということなのだろう。自分の腹を切らせるとはなんとも残虐な掟である。
マリーから「異世界から来た学校」の話を聞き始めるうちに話はどんどん脱線し、いつのまにかヴィヴィアンはマリーから現代地球の(非常に偏った)文化を教わっていた。*3
マリー自身は自分がアーシアン三澄麻里であることを悪気があって隠すつもりはないのだが、オタクの端くれとして「異世界に馴染みたい」という願望から、なるべくこの世界に馴染むような「設定」を自分なりに考えて話していた。
大学都市オーカーの成り立ちやそこに現れた転生者の話も「知り合いに聞いた」という体でヴィヴィアンに説明したが、客観的に聞いてみれば非常に無理があるバレバレな嘘にしか聴こえない。
しかしこの時のヴィヴィアンは鈍感だったのか意図的だったのか*4、偶然にもマリーの小さなくだらない嘘に気付かず、
「それにしてもマリーって話上手だね。まるで自分で見てきたみたいに聞こえるからすごく臨場感あるよ~」
「えっ、あ、そ、そうですかね!あは、あはははは」
「吟遊詩人にも向いてるんじゃない?あたしも参考にしてみようかな~」
と、深く追求しなかったので、このお話の中でヴィヴィアンはマリーがアーシアンであることを知らないまま進む。
そして一通り話を聞いていたヴィヴィアンは、マリーの話に出てくる「現代地球」「日本」「アーシアン」というのはどれも自分の意識にひっかからない、違う異世界の話である事を感じていた。
結局その晩は夜通し朝まで話し続け、ヴィヴィアンとマリーは無駄にハイテンションなまま早朝の風呂掃除と朝食作り、客室のベッドメイキングを行なった。
「二人とも、昨夜は遅くまでおしゃべりしてて寝てないんだろ?今日は予約してるお客さんもいないし暇そうだから、お昼寝しててもいいよ」
仕事の後食堂で朝食を食べているとエルばあさんからそんな言葉をかけてもらえた。
「ごめんなさい、うるさかったですか?」
「すいません、つい止まらなくなっちゃって」
「夜遅くまで話し声が聞こえてうるさかった」という意味かと思い、マリーとヴィヴィアンは咄嗟に謝ったがエルばあさんは素直に二人を労っていた。
「いいんだよいいんだよ、若い女の子のおしゃべりなんて子守唄みたいなもんさ、他のお客さんからも何も苦情は出なかったしね。いいから今日はゆっくり休んで好きな事しておいで。元々この宿はそう忙しくないんだ」
実際ルネス東区のはずれにあるこの宿はそれほど目立つ立地でもなければ特別いい温泉という訳でもなく(そもそもこのルネスには"百湯"と呼ばれるほど温泉があるのだ)、基本的にはエルばあさん一人でも十分営業可能な小さな温泉宿だ。
ただ地域の住人もエルばあさん本人も含め知っている事だが、彼女には持病がある為もしもの時一人きりだと危ないので、近くの別の温泉宿から手が空いた従業員を手伝いに回したり地域の住人が見回りで覗いてくれることがよくあった。
そんな折昨日のような事件があり、思わぬ所から従業員が二人も確保できてしまったのでむしろ人手が足りないどころか溢れてしまっているような状況なのだと二人もやんわりと気付き始めた。
「わかりました、それではお言葉に甘えて今日はお休みさせていただきます」
「あたしはまだちょっとしか働いてないけど、暇ならごろごろしてようかな~」
「うんうん、ゆっくりしておいで。もしかしたら夕方からお客さんが見えるかもしれないから、出かけるならそれまでに戻ってくれると助かるよ」
「わかりました」
「は~い」
二人は食堂を片付けた後エルばあさんとお茶をして少しこの街の事を教えてもらい、街の中を観光してみることにした。
「さて、それではヴィヴィアンさん」
「ねぇねぇ、ヴィヴィアンでいいよ。マリーの方が年上なんでしょ?」
「それもそうですね。じゃあヴィヴィアン、まずは冒険者の基本として神殿に行ってみましょうか」
「はーい、それよりあたしこそマリーのこと呼び捨てにしちゃってるけどいいのかな?……いいですか?」
「あ、全然お気遣いなく!私は構いませんので!」
「よかった~」
まずはヴィヴィアンを神殿に連れて行き、冒険者として登録する事にした。
いくらエルばあさんの好意で宿に住み込ませてもらえてるとは言え、お世辞にも繁盛しているようには見えない。このままでは彼女に負担ばかりかけてしまうと考えた二人は、せめて食事代ぐらいは神殿から冒険者に支給される給付金をもらってエルばあさんに受け取ってもらおうと考えたのだ。
「ようこそルネスの神殿へ。ご用件はなんでしょうか」
「はい、こちらのヴァーナの女性、異世界人らしいので、まずは冒険者登録をお願いしたいんです」
「あ、いえ、アーシアンは私……いや、そうじゃなくて、どうも彼女はアーシアンじゃないっぽいんです。記憶喪失みたいなんですけど」
神殿受付の神官とマリーの会話を聞いてるうちにヴィヴィアンは自分が話した方が早いと思ってマリーと交代した。
「えっと、この世界の事まだあんまり知らないんですけど、昨日初めてこの世界に来たばっかりなんで、とりあえず冒険者登録してもらっていいですか?種族はヴァーナです。元の世界ではミコッテって種族なんですけど、ヴァーナでいいです」
「なるほど、記憶喪失……のヴァーナで、アウリクの方ですね、わかりました。ではもしも後日記憶が戻られて、アーシアンだとわかった場合改めて手続き変更に訪れてください。続けて、書ける所だけで構いませんのでこちらの書類に、お名前と、職業と、今住んでいる場所と、持ち込み武器類、ギルド名や緊急連絡先などを……」
「はーい。なになに?えーっと……」
ヴィヴィアンは書かれた用紙を見ながらわからない所はマリーに質問しつつ埋めていった。
どうやらこのルネスはエリディル大陸でも特殊な街で、温泉の妖精と契約した事により外部の人間が武器を持ち込む事を禁じられているという話をエルばあさんからも聞いていた。
元々この街に住む人間と、神殿が許可した冒険者に限り武器を携帯してもいいとの事で、この場合ヴィヴィアンはルネスに出現した事で特例でルネス住人として認めてもらえるのと、更に今回冒険者登録をすることで合法的に武器を携帯しても良い事となった。ただし携帯が許可されても抜刀が許可された訳ではない。
この街で揉め事を起こさないと認められた者が武器の携帯を許可され、携帯を許可された上で揉め事を起こせば神殿から正式に冒険者登録を剥奪されるという事をくれぐれも忘れないようにと念押しされた。
「まあ携帯も持ち込みも、そもそも今あたし武器どころかなーんにもないんだけどね」
ヴィヴィアンは自分が現れた時衣服も何も身に着けていなかったという話を思い出した。正直今の自分の「ジョブ」がこの世界では何に当てはまるのか検討もつかない。マリーと相談しながら自分の記憶にひっかかるクラスのうち、「モンク」「バード」「ダンサー」を挙げて、モンクは取り消してバードとダンサーにチェックした。メインクラスは消去法でシーフを選択した。
「ギルド名、は無し、と。住んでる場所、と緊急連絡先、は……えーっと、エルばあさんの宿ってなんて名前だっけ?」
「あ、そういえば、名前ちゃんと見てませんでした、看板が出てたんですが文字が掠れてて」
「書ける所だけって言われたから書かなくてもいいのかな」
「そうですね、飛ばしちゃっていいんじゃないですか?」
そう会話していると、近くで話を聞いていた神官が横から口を挟んだ。
「失礼、お嬢さん方、エルばあさんと言ったかな?東区の"あの"エルばあさん?」
「はい、多分"その"エルばあさんです。小さいけど綺麗な温泉がある、小さな宿の、持病のあるエルばあさんです」
マリーが詳しく補足した。
「そうかそうか、エルばあさん、まだご存命か。では君達は風光明媚に泊まっているんだね」
「風光明媚?」
「フーコーメイビー?」
「あの宿の名前だよ。何度か名前が変わっているけどね、確か僕の知っている一番最近の名前は"風光明媚"だ」
そう説明した神官は「エルばあさんのお客さんなら信用できる。緊急連絡先はエルばあさんで大丈夫だよ」と受付の若い神官に口添えしてくれた。
「エルばあさん、ですか?お名前は"エル"さんでよろしいのでしょうか」
「いや、エルダナーンのおばあさんだからエルばあさんだ。東区のエルばあさんと言えばあの人しかいないからそれで問題ない」
「本名じゃなくていいんですか?ちゃんと審査通りますかね?」
「大丈夫大丈夫、ここで昔から働いてる神官はみんな知ってるんだ、昔は本名を知ってる人もいたんだけどね、もう退職しちゃったり別の街の神殿に移っちゃってるからここで知ってる人はほとんどいない。心配ないよ、僕が責任を取るし、それに元々その項目書いても書かなくても審査には問題ないんだから」
受付の若い女性神官と、恐らく位の高い男性神官のやり取りを聞きながら、マリーとヴィヴィアンは呆気に取られていた。
「エルばあさん、有名人なんですね」
「そんなに適当な書類なら書かなくてもいいのでは……?」
「ああいや、ごめんなさい!今の話は内緒。忘れてください!」
男性神官は苦笑しながらヴィヴィアンに向き直った。
「この登録の書類の中身にあまり意味はないのは本当なんだけどね、それを言ってしまうとみんな真面目に書かなくなってしまうから」
「でもそれじゃあ何のためにこんな審査があるんですか?」
「ここだけの話にしておくれよ?これは書類の中身そのものに意味があるんじゃなくて、冒険者本人が直筆で書類を記入する事に意味があるんだ。そうすることで神殿に正式に受理され、神の奇跡が書類を書いた本人に付与されることになる」
「へ~、でもそれなら尚更真面目に書かなくていいですよね?ミミズの落書きでもいいんじゃないの?」
「確かにそうなんだが、考えてもみたまえ、書類を真面目に書く冒険者と、嘘を書いたり真面目に書かない冒険者、どちらが信用に値すると思うかな?」
「……なるほど」
「だろう?だからこの話は内緒にしておいてほしいのさ」
「……でもやっぱり不思議、真面目に書かない人が信用できないなら、信用できない人は登録しなければいいんじゃないの?それっておかしくない?」
「ふふ、君は中々鋭いね。"素質"があるかもしれないな」
素質?何の素質だろうと思ったが一旦聞き流した。
「嘘の情報を書いたり真面目に書かなかった冒険者まで何故神殿で登録できてしまうのか。それはね、神殿の上の組織が」*5
「エドモン神官!いつまで油を売っているのですか!」
背後からまた別の神官が現れて男性─エドモン神官─を叱責したので、話はそこで終わってしまった。
「ごめん!ついつい喋りすぎちゃったけど、今の話はくれぐれも聞かなかった事にしてね!」
「またあなたは冒険者に余計な情報を与えて……!」
体格のいい神官に引きずられて何やら小言を食らいながらエドモン神官は去っていった。
「なんだったんでしょうか」
「さあ?なんか聞いちゃいけないような事聞いちゃった気がする」
少し待つとヴィヴィアンの冒険者登録は正式に受理され、支度金として少量の金額が給付された。他に、他所の街の神殿も含め、どうしても所持金がない場合は神殿で寝泊りさせてくれたり質素だが食事も配給してもらえる事を教えてもらった。
「でもそれもどうしてもお金がない時、例えば仕事をしたいけど近くでできる仕事がないとか、自分のレベルに見合った依頼がないとか、怪我や病気で動けない時のためですから、基本的に冒険者の方は依頼を受けて依頼者の方にお給金をいただいてくださいね」
「はーい」
早速ヴィヴィアンはマリーと一緒にこの街で受けられる依頼をいくつか見てみた。
さすが平和な温泉街だけあって冒険者への依頼も危険性がないものがほとんどだった。
『温泉従業員募集!住み込み可、賄い有、給与応相談』
『求む!自警団員!腕に覚えがある冒険者、自警団に入らないか?給与は少ないけどやりがいあります!街の平和をみんなで守ろう!』
『街の外のモンスターを退治してください』
『聖都ディアスロンドまでの護衛求む』
『ダンサー、バード、その他一芸に秀でた冒険者募集中!寮有り!君もこの街でスターになろう!詳しくはムーンスター芸団まで!』
「あ、これって」
「ムーンスター芸団。サビーネさんの所ですね」
二人は次にサビーネに会いに行く事にした。
アリアンロッドRPG 2E 「穿て 異界の門」外伝
異世界人ヴィヴィアンの旅路
ルネス編②「もう一人の異世界人」
▼つづく
※おまけ
この外伝シナリオ中に使うかわかんないけどマリーのキャラメイク一応考えてたのでここに記載。
マリー LV3
現代地球に嫌気がさしていたら異世界転生してしまったオタク女子
本名三澄麻里 33歳 死因は過労+カフェイン過剰摂取などによる急性心不全
中学高校時代剣道部 央海大学卒業生種族:
アーシアン:転生
ドゥアン:セラトス(有角族)メインクラス:
ウォーリア
ブランディッシュLv1 メジャー 両手で武器を持って範囲攻撃*6
ボルテクスアタックLv1 シナリオ1回スキル
ボディビルディングLv1 パッシブサポートクラス:
サムライ
ケンドーLv1 パッシブ クリティカルダイス追加+2D
ハガクレLv1 パッシブ HP減少時ダメージダイス追加+1Dアームズマスタリー刀Lv1 パッシブ 刀使用時命中+1D
スピリットオブサムライLv1 アイテム 刀をSL個取得
ソニックブームLv1 メジャー 遠隔白兵攻撃*7ファーストストライクLv1 セットアップ
パワーブレイクLv1 マイナー
グランススラッシュLv1 DRの直前一般スキル
サブカルチャー:現代地球 パッシブ オタク
カルチャー:大学都市オーカー パッシブアニマルエンパシー パッシブ
アニマルコントロール メジャー*8